「また泣いてる…」登園しぶり、どう乗り越える?

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「また泣いてる…うちの子だけ?」と感じた朝に

「また泣いてる…うちの子だけ?」 そう感じる朝、ありませんか?

登園時間になると涙がポロポロ…。 先生に引き渡したあとも、心配で胸がギュッと締め付けられるような気持ちになりますよね。

実は、我が家でも長女が年少さんの時、毎朝のように泣いていました。 制服に着替えるのも嫌がり、玄関先で涙ぐむ姿に、私も何度も後ろ髪を引かれる思いをしました。 そのときに「泣かせちゃってごめんね」と思う反面、「この子なりに毎日がんばってるんだな」と感じたことを今でも覚えています。

5月は子どもにとっても疲れが出やすい季節

5月は、大人でもなんとなく疲れが出やすい季節。 ゴールデンウィークでリズムが崩れたり、新しい環境に慣れてきたことで、疲れがどっと出る時期でもあります。

子どもにとっては、春からの園生活が始まり、たくさんの刺激にさらされています。 慣れない集団生活や、先生やお友達との関わりの中で気を張っている状態から、 安心できる家庭とのギャップに戸惑い、涙が出るのはとても自然なことなんです。

泣くのは“がんばっている証拠”

モンテッソーリ教育では、子どもの行動にはすべて意味があると考えます。 特に幼児期の子どもは、まだ自分の感情をうまく言葉で伝えることができません。 だからこそ、涙や不安という形で「今の気持ち」を表現しているのです。

モンテッソーリ教育の視点

  • 子どもは「秩序の敏感期」にあるため、生活リズムや環境の変化に敏感
  • 不安定な状態は「泣く」という形で表れることがある
  • 「行きたくない!」ではなく、「がんばりたいけど不安」な気持ちの現れの場合も

登園前に泣いてしまうのは、 一見すると「がんばっていないように見える行動」かもしれませんが、実は「今日もがんばろうとしている」サインであることもあるのです。

「泣いた日」にこそ大切な関わりを

本当に大切なのは、 「泣かずに登園できた日」よりも、「泣いてしまった日」にどう関わるかです。

その日の朝の子どもの気持ちに、どれだけ寄り添えるかが、 次のステップへの鍵になります。

安心と見通しをセットで伝えよう

たとえば、こんな声かけをしてみてください:

  • 「泣いても大丈夫だよ。帰ってきたらママと一緒におやつ食べようね」
  • 「○○ちゃん、今日もがんばるんだね。お迎えのときにギューしようね」

このように、 ✅ 安心できる言葉 と、 ✅ 帰宅後の楽しみや予定(見通し) をセットで伝えるのがポイントです。

“先の楽しみ”があるだけで、子どもにとってそれは希望の光になります。

受け止めることで、次の一歩につながる

子どもは、“自分の気持ちを受け止めてもらえた”と感じると、 心が少しずつ落ち着き、また次の一歩を踏み出す力が湧いてきます。

これは大人も同じですよね。 たとえば、仕事で失敗したあとに誰かから「何してるの!」と責められるのと、「大丈夫、誰にでもあることだよ」と受け止めてもらえるのでは、その後の気持ちの立て直し方がまったく違ってきます。

子どもも同じように、安心して受け止めてもらうことで、自分を取り戻す力が育っていくのです。

  • 「今日は泣いてしまったね。でもがんばって園に行けたこと、すごいよ」
  • 「涙が出るくらい、がんばってるんだね」

こんな言葉で気持ちを認めてもらえると、 子どもは「大丈夫」と思えるようになります。

最後に:不安になったときこそ、視点を変えて

モンテッソーリ教育では、「子どもは自分を成長させる力を持っている存在」と捉えます。

今泣いている子も、必ず自分の力で乗り越えていけると信じて見守ること。 それが、大人にできる最も大切なサポートです。

不安になったときは、こんなふうに視点を変えてみてください:

  • 「うちの子だけ?」 → 「この子は今日もがんばってる」
  • 「なんで泣くの?」 → 「この子なりに精いっぱい向き合っているんだな」

泣いているからといって、子どもが弱いわけではありません。 泣いても登園できたこと、涙を流しても挑戦しようとしたこと。 それは、子どもが自分なりに一生懸命がんばっている証です。

よかったら、今日から少しずつ試してみてくださいね。 焦らず、見守っていきましょう。

おまけ

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この記事を書いた人

よしだゆかのアバター よしだゆか 共育コンシェルジュ®️ モンテッソーリ講師

四姉妹の母。モンテッソーリ教育をベースに、これまでに8,500人以上の親子をサポート。子どもの“生きる力”を育む関わり方を、講演・講座・個別相談・メディア出演などを通じて伝えています。
また、親子向けの体験型イベントを多数企画・運営し、企業・自治体との連携実績も多数。こうした地域密着の活動が評価され、「令和5年度「大分県女性のチャレンジ賞」」を受賞。

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